redbird日和

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25 2013

その後のカツラ課長②

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血液検査の結果から腎不全を患っている事が分かりました。
やっぱり・・・。

カツラ課長を職場でお世話し始めて約2年。多飲多尿の症状は前から気付いていました。
本当の年齢は分からないけど、多分10年以上この土地で慣れ親しみ生き抜いてきた子。
「治療の為の保護」を考えなかったわけでは無いけど・・・。
以前避妊手術の為に一時保護した際、ケージに置いたトイレで用を足せず(たいていの猫は教えなくても使える)
又ケージに居ることを凄く嫌がり、一晩中鳴き明かした事があったので
治療の為だけに家に連れて帰ることは、老齢のカツラ課長にとって良い環境とは思えず見送ってきました。
その後、会社の営業時間中を倉庫内で過すカツラ課長に、トイレの場所をおとっつあんが躾け
職場周辺にご迷惑を掛けることも少なくなりました・・。

「これからの治療をどうされますか」

獣医師の言葉で我に返りました。
今のカツラ課長の状態だと、入院して静脈点滴を行う事が先決で、もっとも前向きな治療です。
しかし必ず好転するとも限らず、今の状態では治療の甲斐無く容態は急変することもあります。
その際には、救急処置を施します。
(飼い主さんが最期に間に合うように、と言った意味合いが込められていたと思います)。
そしてもうひとつは、皮下輸液。これは前向きな治療方法ではありません。
どうされますか?と。

「連れて帰ります。」

たとえ前向きな治療を施しても好転するとは限らない。
衰弱し切ったこのカラダに、そんなプラスのパワーを受け取るチカラがあるとは思えませんでした。
それだったら大好きだったおとっつあんに撫でられながら、眠るほうが良い。

獣医師はその日に出来る精一杯の処置を施して「何かあればお電話下さい。いつでもご相談に乗りますから」
そう言って、生理食塩水の点滴パックで作った簡易の湯たんぽをキャリーバッグに入れて
カツラ課長を引き渡してくれました。

つづく。

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