redbird日和

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07 2010

「母の日」を目前にして

母が他界して13年。
私にとって「お母さん」と呼べる人はこの世で母一人だけです。
結婚しているので義母は居ますが
それは「姑」であって「母」ではないのです。
結婚した友人達の中には、実母同然お姑さん接している人も居ます。
私と姑はそのような間柄ではないし
それを見て「うらやましい」と思ったことはありません。
単に私にはそのような縁が無かっただけ。

先日、友人の愛犬が亡くなったのでお花を買いに
デパートの花売場へ出掛けました。
そこで「母の日」が近いことを知りました。
花売場は沢山の人で賑わっていて
どの人も皆、母の日用花束のカタログを広げていました。

「母の日のプレゼントですか」

店員に声を掛けられ、「いえ。お悔やみ用ですが・・・」と言いかけて
又来ます、と足早にその場を去りました。

5月の連休が終わるたびに
私はどこかで「母の日」を葬ろうとしていました。
電車のつり革広告や、インターネットニュースやその他色々。
母がこの世に居ないことの寂しさを思い出したくない一心で
母の日を意識しないように過ごしてきたように思います。

本当ならまだまだ健在であるはずの母が居ない。
その寂しさはどうやっても埋まらない。

たくさんの真っ赤なカーネーションが並ぶ街角。
やはり今年も胸がチクチク痛むのでした。

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